出っ歯 上顎前突
上の歯が前方に出ている状態をいいます。 上顎の位置や上顎の異常な傾きやその位置、下顎の 位置異常などの状態によって、治療法、期間が変わ ってきます。 上顎の成長を抑制したり、下顎の成長を促進させた り、悪習慣の改善を行っていきます。 早期に改善が好ましい不正咬合の一つです。
受け口 反対咬合 下顎前突
下の歯が上の歯より、前に出ている状態をいいます。 顎の状態によって、簡単に早く治せるケースから長 期にわたる難しい治療が必要なケースとあります。 顎の土台にずれがある場合等も治療が長期になる場 合があります。 早期に(6歳~8歳まで)適切な診断が必要です。 早期に改善が好ましい不正咬合の一つです。
叢生 八重歯 歯がでこぼこ
顎の大きさに比べて、生えてくる歯が大きい為、歯がでこぼこに並んでしまった状態をいいます。 将来的に歯を抜かない矯正を希望している方は、この時期の小児矯正が必要となるでしょう。
開咬 前歯が重ならない
奥歯はしっかり噛んでいるのに前歯が噛み合わなく隙間ができている状態です。原因としては、指しゃぶ り、舌癖、口呼吸などの悪習慣が考えられます。悪習慣を改善する必要があるでしょう。悪習慣の中でも 舌を前に出す癖や何かを飲み込むときに上下の前歯の間に舌を挟んでしまうような癖は、特に改善する必 要があります。
乳歯とは、初めに生えてくる子供の歯で、全部で20本あります。生後6ヶ月頃より生 え始め、2歳6か月頃生え揃います。基本的に、大人の歯の方が大きいので、乳歯のと きは、歯と歯の間に少し隙間があるのが理想です。 6歳頃のなると乳歯の後ろから新しく奥歯が生えてきます。この歯が6歳臼歯(第1大 臼歯)です。またこの頃、下の前歯も大人の歯に生え替わります。こどもの矯正は、早 い場合、こどもの歯の時期から矯正をスタートすることがあります。
永久歯は、親知らずを除いた大人の歯のことで、全部で28本あります。6歳臼歯は、乳歯から生え替わるのではなく、新たに乳歯の一番後ろから生えてきます。 さらにこのもう一つ後ろから12歳臼歯が生えてきて、そのもう一つ後ろが親知らずとなるのです。 小学生の場合は、子供の歯と大人の歯が混じっている歯並びになっています。 一般的に子供の矯正を行う時期は、上と下の歯を別々に数えて、前歯が2本~4本、大人の歯に生えかわっている時期です。
良い歯並びとは、噛んだ時に上の歯が下の歯よりも表に出ている状態の歯並びをいいます。前歯だけでなく 奥歯も上の歯が表側に出ています。具体的には、噛んだ時の上の前歯と下の前歯の重なる量が2mm~程度、 下の前歯の長さの1/4~1/3くらいである。