ここでは、男の子と女の子の違いから、歯科矯正を始める時期を考えてみましょう。
男の子の場合
男の子の場合は、2回目の歯科矯正を行う時に、女の子と違いがあります。
2回目の歯科矯正を施す時期が、目安として、大体12歳前後になります。そのく らいの時期の男の子と女の子とでは、男の子の方が若干成長が遅く、小学5・6年 生でも、乳歯が残っていたりする場合もあります。 勿論、成長の早さは個人差が大きいので、一概には言えませんが男の子と女の子を 比較すると男の子の方が、歯の生え変わりが遅いようです。 男の子がまだ幼い頃は、ご両親様の仰ることを素直に受け入れるお子さんが多いの に対して、中学生頃のお子さんは、思春期に突入されていて、自我が芽生え、難し い年頃になり、歯科矯正を様々な理由で嫌がるお子様が増える傾向にあります。
以上の事由も含めまして、良くお考えになることをお薦め致します。私は、早い時期に始めるのが 良いと、申し上げているわけではなく、早い時期に歯科矯正をして、歯並びをある程度整え、本人 が自覚を持った時期に2回目歯科矯正でも選択肢の一つとしては、良いのかなと思います。
女の子の場合
女の子は、男の子より歯の生え変わりが早く終了します。
女の子は、歯の生え変わり終了が男の子よりも早い傾向にあるようです。 大体の目安の12歳前後には、終了している傾向にあります。よって、小学5・6 年生で2回目の歯科矯正を施せます。 女の子は、男の子と違い、成長過程を生理のある・なしでも判断できます。生理の ある子供は、骨の成長が生理の始まったあたりから、緩やかな伸びに変わってきま す。目安の一つとして、捉えると良いかと思います。
女の子が2回目の歯科矯正をするにあたって、気を付けたほうが良いことが一つあ ります。
「中学受験」です。最近、とても中学受験をされるお子様が増えてきまし た。受験直前に歯科矯正を始めるのは避けたほうが良いでしょう。
どうしても始めたいのであれば、せめて、半年くらい前に始めましょう。半年経過してると、かな り矯正装置に慣れており、受験に支障はない傾向にあります。 女の子は、小学高学年になっても中学生になっても通院は問題ないように思います。男の子と違い お母様と一緒に何かすることを恥ずかしいとは感じない傾向にあります。