ここでは、様々な歯科矯正に掛かる料金を比べながら、歯科矯正を始めるタイミングを考えましょう。
一般的な料金を参考にまとめてみました。
料金から考えられること
歯科矯正は、患者さま自身、または親御様自身がお子様の口元や歯列を問題視して、初めてスタート します。つまり、選択肢が自由にあるのです。例えば、一回目だけの価格と一回目と二回目をきちん とされた価格は、約2倍の違いがあります。専門医から見れば、一回目だけの歯科矯正では、完全で はないと熟知しています。ですが、患者様自身が「きれいに並んでいるし、噛み合わせも問題ないで す。」とのことであれば、患者様自身で「二回目はやりません。」という選択も自由なわけです。 また、百点満点の口元を手に入れたい場合は、一回目をとばして、2回目だけを受けるということも 考えられるのです。2回目だけ受けるのであれば、期間も短く済みますし、価格も両方を受けるより 低価格になる場合が多いです。
しかし、ここで気を付けなければならないことがあります。 将来的に、歯並びや口元をきれいに整えたいとお考えがあるならば、一回目の歯科矯正が必要なお子 様と必ずしも必要でないお子様がいっらしゃることです。そこの判断は、これまでに記してきたよう なことが一般的ですが、土台の「ずれ」、つまり顎の骨の「ずれ」は、治療できる時期が決まってい ます。受け口や出っ歯などがそうですが、骨が治療によって動く時期が7歳~9歳の小学校低学年の時 期となっています。その時期を過ぎてしまいますと、上顎や下顎の骨の成長が緩やかになり、「ずれ」 を調整できなくなります。また、そのお子様の受け口や出っ歯が歯の傾きだけなのか、また骨の「ず れ」なのかを判断することは、非常に難しいことです。 必ず歯科矯正専門医で、適正時期に一回は、しっかりと検査されることをお薦め致します。