症状別判断から
ここでは、歯科矯正を施す場合が多い、歯と顎の症状を大まかな形でまとめてみました。
それぞれの症状によって、始めるタイミングを見てみましょう。
すぐに歯科矯正を始めることが多い症状
(幼稚園児から歯科矯正を開始する症状もあります。)
- 骨格性の不調和を認める場合。 反対咬合(受け口)や出っ歯、顎のずれなど。
- 顎が狭くて、歯が生えるスペースがなく、歯がデコボコしている場合。
- 噛み合わせが深く、下の前歯が上の前歯に隠れて見えない場合。
- 舌や口の周りの癖が歯並びに影響している場合。
- 明らかに噛み合わせに問題がある場合。(例、特定の歯だけが強くあたり、
本来の場所で噛めず、噛み合わせが極度に良くない状態等。)
中学生頃から、歯科矯正を始めることが多い場合
- 骨格は正常だが、歯の大きさが大きく、抜歯治療を行う場合。
- 骨格は正常だが、歯科矯正を1回で終了させたい場合。
時期を確定せず、定期観察が必要な場合
(適正な時期を見極め、歯科矯正を開始します。)
- 永久歯の数が足りない場合。
- たくさんの虫歯がある場合。
- 骨格性要因が大きい反対咬合(受け口)